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《同人誌版「デスとハイエロファントの物語」について》
これは、やはり小説メインの本になる予定でした。しかし小説だけじゃなくて、イラストやマンガ なんぞもそれなりに入れるつもりだったんです。 結局発行出来なかった代物を今更言うのは何ですが、完成してれば２００ページを超える分 厚い本になったことでしょう。大部分が文章ですがねー。 マンガのネタは未だに書き留めてあるし、もしその気になったなら描くかも知れん。でもなー、 絵も苦手だがマンガはもっと苦手だしなー。面倒臭がりの私が描くのは厳しいなぁ。誰か変わり にマンガ描いてくれませんかね？（他力本願だのう） 小説は出来れば最後まで書き切りたい。でもどうなることやら。 《「邂逅」》 デスとハイエロファントが初めて出逢う話です。２００２年９月１６日脱稿。 実は順番で言うと、意外と遅く書き始めました。というのも、当初はこの後続くある話から書き 始めてたんスが、急にふたりの出逢いを書きたくなって、勢いで書いた作品です。初稿からあん まし手直ししてない、私にしちゃ珍しく完成度の高いヤツっつー訳です。自分で言うなよ。 まあ、デスとハイエロファントに関しては、やっぱ細かいトコまで書いてみたいのはあるんです がね。ホントに小さな、日常茶飯事なエピソードまでね。それこそ極端な例ですが、ただ朝起き て夜寝るまでの話だけでも書いてみたいと思うんですよ。そういう意味では、私にとっちゃこの ふたりはかなり“リアル”です。付き合い長いからなー。 《「君ヲ想フ」》 デスとハイエロファントの再会。２００２年１１月６日脱稿。 今まで書き溜めていたものではなく、ほぼ完全な新作です。いえね、実はこの小説の本編 は、この後に発表される３つの章からなる話からスタートする筈でした。ところが、「邂逅」という ふたりの出逢いを書いてみて、「こりゃもう１本間に置きたいなー」という意志が湧きまして書き 上げた次第なんスよ。 ネオポケ版で感動したセリフをフューチャーして、何とか繋げてみましたが・・・どんなもんでしょ ーか？ かなり苦労して書き上げた作品です。 タイトルはギリギリまで決まらなかったのですが、元ちとせ嬢の歌を耳にして「これだっ！」と閃 いて勝手にタイトル拝借しました。でもいいタイトルだと思います。内容ズバリだし。 《「すべての悲しみにさよならするために：第一章」》 フォーチュンとの闘いと、ふたりにとっての大事件。２００２年１１月２３日脱稿。 書き直しました。ええ、そりゃあもうハンパじゃなく。何つったて全編で最も重要なシーンありま すんで。これがすべてのキーストーリーですんでね。 尚且つ、全編中最初に着手したのもこの話なんです。始めに重要な話を書いておけば後何と かなる、と思ったのが大間違い！ 後から後から辻褄合わなくなって、泣きながら直し続けた話 です。特に、ハイエロファントの台詞は、初稿の台詞が４分の１も使われてません。変えた変え た。 タイトルはＫＡＮの曲から拝借。このふたりの為に作って頂いたような名曲。 そしてこの話は、全部で三章に渡ります。長いです。お覚悟召されよ。 でもこの「すべて」以降の話はもっと長いですけどね。 《「すべての悲しみにさよならするために：第二章」》 ふたりの関係が急展開。２００２年１２月７日脱稿。 ラストの一文にある通り、ここまでが序章です。 マジかよ、ってなツッコミが聞こえそうですなー。はい、マジです。やたら長い序章でした。しか もこの話、まだもう一山あるし。第三章はもっとふたりの関係が・・・おおっと、これ以上は続きを 読んで頂くとしましょう。 これも初稿とは大きく書き換えました。やっぱ台詞はほとんど変えたなー。キーになる台詞だ けは残しましたが・・・でもこれで随分スッキリと流れが出来ました。 「先代」（オリキャラ）に関しては、外伝なんかでエピソードが盛り込まれたり、本編でも名前が 出てきます。本名もありますよ。いずれ書きます。 《「すべての悲しみにさよならするために：第三章」》 デスとハイエロファントの想いの交錯。２００３年３月８日脱稿。 すいません、第三章で「すべて」は終わらすつもりでしたが、終わりませんでした。予定以上に 長くなってます。第四章で間違いなく締めますが、今回の２倍近い長さになります。 とにかく心理描写の連続ですんで、結構タルいかも知れませんなー。でもねー、これがないと 物語がしっかりと据わらんのですよ。今回はデスの気持ちが大きく変化する話なんで、心理描 写を細かくせんといかんのです。 特に後半のデスの感情表現は、初稿など比べ物にならんくらい長くなってます。 もっと書き込んでもよかったかなぁ。 ちなみに、このふたり以外のキャラが出るまでまだまだ掛かります。他のキャラのファンの方、 期待半分でお待ち下さい。 《「すべての悲しみにさよならするために：第四章」》 デスとハイエロファントの決断とこれからのこと。２００３年４月１３日脱稿。 やっと、やっと区切りがつけられました。これからは物語が一気に加速します。するといいな。 いや、きっとするだろう。するに違いない。したらいいなぁ（弱気）。 この話も初稿とは大幅に違います。何しろ初稿ではふたりが言い争いするシーンがありました からねー。でも物語の要所要所を改変してるんで、そのシーンもカットです。まあ正直、あんまし ふたりの喧嘩のシーンは書きたくないからいいんですが。あ、他のキャラは別ね。 さて、あとはインターミッション的な１本を書いてから・・・凄いコトになります。６月にはそれを書 き始めたいなぁ。多分その前には書き始められるでしょう。今度は書き直しがほとんどないです からね。 《「月の光」》 ハイエロファントの悩みと決意。２００３年５月１日脱稿。 ほぼ全編心理描写っつーとんでもない短編です。いやー、しんどかった。心理描写すんの好き だケド、ここまで長いと一苦労だなぁ。 でもこの話、導入の予定を急遽決めたんです。前はなかった。「こんな話を入れた方がいい」 と思い立って、完全新作で書き上げたんですよ。これがあるとないとじゃ、以降の本編を読むに 当たって違いが出来る。だったら入れた方がいい。そういう経緯です。 さあ、いよいよ驚天動地、未曾有のストーリー展開だ！ こっから先は誰も予想し得ないとん でもない話が続くぞ！ 追いて来れるかな？（誰も来なかったりして・・・） 《「白い奇蹟：第一章」》 ふたりの想いの完成と決断。２００３年５月８日脱稿。 ・・・どうですかぁ？ みなさん追いてきてますかぁ？ もしかしたら誰も追いてきてなかったりし て。 まあ・・・そんな話です。言い訳はしません。私はこういう話を書くんです。予想出来た方は多 分いらっしゃらないと思いますがね。逆に驚いてくれた方が、むしろ「してやったり」とか思っちま うんですが。 いや、贅沢は言うまい。読んでもらえるだけでありがたい。 ちなみにこの話、第五章まで続きます。６月いっぱいの企画と連動させる、なかなか無謀なコ トをしでかします。大丈夫かオイ。 《「白い奇蹟：第二章」》 ふたりの結婚に向けての様々な動き。２００３年５月３１日脱稿。 ようやっといろんなキャラが登場してきます。今まではふたり以外で出てきたのは、フールとフ ォーチュンだけでしたからねー。今回はエンプレス、ワールド、エンペラー登場ですよ。しかしファ ンの方にはどー思われるんかなー。特にエンペラー。顰蹙覚悟で出させてもらいましたよ。でも ね、エンペラーはもっと後にも登場します。まだまだ悪役です。ワールドも何か一含みあるそうな 出番ですが、実はかなりのキーキャラです。私の頭に既にある“最終話”でも、非常に重要且つ なくてはならない方なんスよ。 さて予告です。第三章ではジャスティス登場。刮目せよ。 《「白い奇蹟：第三章」》 ジャスティス来訪の顛末。２００３年６月１１日脱稿。 満を持してのジャスティス登場。とにかく執筆苦労しました。最初は、結構調子良く書けるか な、とか思ってたんですが、とんでもなかった。とにかく、敵対してるふたりを歩み寄らせるには どーいう展開が理想的かと考えたんですよ。んで苦心惨憺した結果が今回の第三章。 実は初稿では、もっとジャスティスがさばけた感じでした。何でこんなに素直じゃなくなったん かと申しますと、その方が私の好みだからです（いわゆるツンデレ）。何かね、ジャスティスって ば頑固っつーか、一度決めたことを簡単には曲げないようなイメージがあるんですよ。もちろん いい意味でね。だからデスとの関係も“着かず離れず”がいいなー、とか思ったんス。これは私 の我儘ですが。 今回ハイエロファント出番少な目だのう。次回は出番多いから大丈夫。 さて次回予告。第四章ではマジシャン、ハイプリエステス、剛の面エンプレス登場。お待ちを。 《「白い奇蹟：第四章」》 結婚に向けての準備。２００３年６月２８日脱稿。 新たな登場キャラ３人です。実はマジシャンとハイプリエステスは登場するのが早まりました。 当初は新登場キャラは『剛の面』エンプレスのみだったのがこうです。マジシャン登場シーンは あっという間に考え付きました。マジシャンらしい訪問の仕方だと思うんですがねぇ。 今回マジシャンとハイプリエステスの直接の会話がないですが、いずれありますので暫しのご 猶予を。フォーチュンのエピソードも当初から決定してたんで書きやすかったなぁ。 さてさて、いよいよ結婚式ですが、これはこないだの第三章の２倍くらいのとんでもねぇ長さに なりますよ。手元にある初稿から大幅に書き足す予定ですんで。今のペースで書くと７月いっぱ いかかるかなー。つーか夏じゃん。ジューンブライドには間に合いませんでしたm(__)m 《「白い奇蹟：第五章」》 デスとハイエロファントの結婚式。２００３年７月２０日脱稿。 やっと、始まった・・・脱稿した直後の一言です。 前に、ここまでが序章、とか書いておいてまだ始まってなかったんかい！てなツッコミもありま しょうが、実はこの章は『デスが死神としてマジカルランドの民に認められる』という話なのです。 これがなければ、ここから先の様々な話が成り立たんのですから。 この「デスとハイエロファントの物語」は、デスとハイエロファントの繋がりをメインに、彼らに関 わってくるいろんなキャラの想い・葛藤・悲しみ、そして喜びを描いていくが主軸なのです。これ からはオリキャラ（まあ反則とは思いますが）も山ほど登場します。お馴染みの連中と関係が深 い設定のキャラも出てきます。ですんで序文に書いてあった通り、そこんトコは大目に見てほし いと思ってますんで・・・ それにしても今回は、初稿と変えた部分が多いこと多いこと。長さも今までで一番長くなりまし た。苦労した分、まあ満足した出来です。 この「白い奇蹟」は、最後の４行を書きたいが為に書いてました。 |
